「アウトドアに挑戦しにくい環境を改善する」をミッションに、キャンプ用品などの販売を行っているVASTLAND株式会社(本社:兵庫県姫路市/代表:田中悠貴)は、和歌山県紀美野町に、災害備蓄品としてテント30張りを寄贈しました。寄贈したテントは、初心者でも比較的簡単に設営できる設計となっているため、緊急時にすぐ活用が可能です。
当社が災害用にテントを寄贈するのは初めてとなり、2025年2月3日に紀美野町役場にて寄贈式を行いました。
◆VASTLAND株式会社 代表取締役 田中悠貴 コメント
当社は2023年4月に、和歌山県紀美野町と「災害時における物資供給に関する協定」を締結しました。この背景には、災害大国である日本のアウトドアメーカーとして責任を果たしていくために、まずは地元に貢献をしていこうという思いがあります。
2024年8月には「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表されたこともあり、その気持ちはさらに強くなっています。
当時、私は夏休み中の家族を連れ地元・和歌山に帰省する予定でしたが、発表を受け帰省を控えました。その間「地元に、もしも何かあったら」と不安な気持ちを抱えて過ごしたのを覚えています。この時、「もしもの災害」は決して遠い未来のことでなく、備蓄強化の緊急性を実感しました。そして「今すぐ自分にできることは何か」を考え、今回のテント寄贈に至りました。
寄贈したテントは、コンパクトかつ初心者の方も比較的簡単に設営できるため、災害備蓄品として役立つと考えています。今後は、物資の提供だけではなく、災害時に使えるテクニックや知識を身に付けるキッカケとなる体験の提供やイベントの実施も、積極的に取り組んでいく予定です。
VASTLAND株式会社は、今後も各市区町村との官民連携を深め、災害大国である日本のキャンプ用品メーカーとしての役割を果たしていきたいと考えています。
■日時:2025年2月3日(月)13:00~13:30 (受付:12:45~)
■場所:和歌山県紀美野町役場2B会議室(和歌山県海草郡紀美野町動木287番地)
■概要:寄贈者挨拶 紀美野町長挨拶 寄贈品贈呈 感謝状授与 フォトセッション
◆紀美野町小川裕康町長 ご挨拶
VASTLAND様とは2023年4月に、災害時における物資供給に関する協定を締結いたしました。2024年11月には、のかみふれあい公園にて開催したイベント「きがるに きみの キャンプ体験」にご協力いただき、キャンプ初心者に対して、キャンプ用品の貸与および使い方をレクチャーしていただきました。
VASTLAND様には、日頃から災害対策の拡大に対する理解とご協力をいただき、今回の寄贈もその一環として、大変心強く思っております。寄贈していただいたテントは、万が一の災害時に、避難所の設営や避難者のプライバシー確保に欠かせない、重要なアイテムです。この温かいご支援により、私たちの防災体制はさらに強化され、地域住民の皆様に安心を提供するための大きな力となります。引き続き連携を深め、共に防災への取り組みを強化していけることを、心から感謝しております。
総合マーケティング支援を行うネオマーケティングが行った「災害時の避難所に関する調査」によると、「避難所で過ごす中で困ったこと」として53%の方が「プライバシー」と回答しました。避難所では、広い空間を段ボールなどで仕切るため、プライバシーの確保が困難です。特に女性や子どもにとっては、安全面についても懸念されています。その課題解決の1つとして、キャンプ用の「テント」が役に立つのではないかと考えています。世帯ごとにテントがあれば、プライベートな空間が確保され、人目を気にせず活動ができ、ストレスの軽減や感染症の予防にも効果的だと考えます。
今回寄贈した「VASTLAND ドーム型ツーリングテントソロ」は、1人で簡単に設営できる設計となっており、その時間は約10分です。自立式テントのため、ペグ打ちができない屋内での利用も可能。重量約4.2kg、袋に収納時の横幅サイズは約59cmとコンパクトなため、避難所の共通備蓄品としても配備しやすいと考えていますインナーテントの広さは奥行120cm×横幅210cm×高さ100cmと、170cmの身長のスタッフが寝転がっても十分なスペースがあります。そのため、1人で使用する場合は着替えもしやすく、荷物の置き場も確保できる、居住空間の快適さを重視した設計です。